SG67納品レポート(福井)

このたび、SG67をご購入いただきました。SG67は約32kgの重量があるため、西濃運輸にて先にお届けしました。

通常であれば福井へは車で向かうのですが、2月は雪の影響があり、途中の関ヶ原・米原エリアは豪雪地帯となるため、今回は初めて電車で訪問することにしました。

サンダーバードと北陸新幹線を利用し、福井駅へ向かいました。サンダーバードは古い車両で、木製の肘掛けがあり、さらに時代を感じさせる灰皿も装備されていました。かつては電車内で普通に喫煙できたことを思い出し、懐かしい気持ちになりました。

福井駅に到着すると、お客様にお迎えいただき、車で設置現場へ向かいました。

SG67の設置

SG67の設置は非常にスムーズでした。箱を開封すると本体には駒がついており、移動も容易です。

電源は三相200V仕様で、ブレーカーはお客様側でご用意いただく必要があります。ただし、SG67側の電源は当社にて日本仕様に変更いたします。今回、お客様にはブレーカーを用意していただきましたが、個人的にはコンセントでの接続の方が便利だと感じましたので、次回訪問時にコンセントを準備する予定です。

接続作業は短時間で完了し、タンクに水を入れて電源をオン。しかし、電源ランプが点灯せず、一瞬焦りましたが、単純に大元のブレーカーが入っていなかっただけでした。無事に電源が入り、給水ポンプが作動し、給水完了後は一瞬静かになります。

電気ボイラーならではの特徴として、ガスボイラーのようなブワーッという音はなく、静かに圧力が上昇していきます。Veit HP2003ハイプレッシャーアイロンを接続し、テストを行いましたが、問題なく動作しました。

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SG67は電気ボイラーでありながら3.5〜5kの圧力を実現します。

SG67のビジネス的メリット

従来のクリーニング工場では、工場全体に蒸気配管が通っているため、別途電気ボイラーを設置する必要はあまりありませんでした。しかし、近年ではSG67の導入が増加しています。

クリーニング工場では、大量の蒸気を使用する機器(水洗機、乾燥機、プレス機など)での作業が完了した後、アイロン作業で手直しを行う場面が多くあります。その際、アイロン作業のためだけに200K〜500Kクラスの大型ボイラーを稼働させると、配管ロスや燃料費の面で非効率です。

SG67はコンパクトながら3.5k〜4kの圧力を安定して供給できるため、アイロン作業専用ボイラーとしての需要が高まっています。

蒸気の質にこだわるVeitだからこそ実現できたこの製品。クリーニング業界において、今後ますます活躍の場が広がると考えています。

Veitバリオセットとの相性も抜群です!

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